商品部門特集⑦ 大手商社「生活消費財部門」の現状と今後の重点施策(前)

アパレル市況回復や価格転嫁の進捗により5社5組織で増益

    【伊藤忠商事】
    小売市況回復、アパレル関連事業の堅調な推移により増益を果たした繊維カンパニー
    - BtoB越境ECサービスや伊スポーツブランドの企画・製造・販売などにも取り組む伊藤忠
    - 欧州パルプ事業の取り込み損益悪化を主因に減益となった伊藤忠の生活資材・物流部門
    - 欧州タイヤ事業や『PROJECT TREE』の商用展開で新たな動きをみせる伊藤忠
    【三菱商事】
    ローソン事業において店舗施策が奏功し、業績が大幅に改善したS.L.C.グループ
    - アパレル業界特化のDXコンサルや医療機関・保険薬局の業務効率化、再生医療関連を支援する商事
    【丸紅】
    衣料品等の取引増や前年度の衣料品等の企画・製造・販売事業に関連する一過性損失の反動で増益となったライフスタイル本部
    - パルプ市況悪化やベトナム段ボール原紙の製造販売事業における減損損失などで苦戦した丸紅のフォレストプロダクツ本部

    Spot
    ○24/3末のカントリーリスクエクスポージャー

    Voice
    ☆新たに経営計画『MS Vision 2030』を策定し、2030年度に経常利益500億円を目指す三菱食品
    ☆銅価格高騰や円安などによる業績への影響が注目される24年度第1四半期決算日程

Information