商品部門特集④ 大手商社「金属部門」の現状と今後の重点施策(後)

原料炭事業における市況下落や生産数量の伸び悩みを主因に7社が減益に

    【三菱商事】
    銅・原料炭を中核に世界最高水準のコスト競争力と品質を兼ね備えた優良資産に磨きをかけた金属資源グループ
    - ペルーQuellaveco銅鉱山のランプアップ完了により、銅事業の持分生産量が国内最大規模の32.5万トンに拡大した商事
    - 鉄鋼製品事業の持分利益が減少したが、その他事業が総合的に堅調な伸びを見せ好調だった旧総合素材グループ
    【住友商事】
    マダガスカルニッケル事業で約△890億円の減損損失を計上し、旧資源・エネルギーセグメントが大幅な減益に
    - 炭素業界で確立している地位を一層高め、炭素業界におけるナンバーワン商社のポジションを目指す住商
    - 減益となるも、最高益の前年度に次ぐ当期利益692億円を稼ぎ出した住商の鉄鋼グループ(旧金属事業部門)
    【双日】
    石炭事業の市況下落およびコストの悪化により減益となった金属・資源・リサイクル本部

    「資料」
    表1 大手商社「金属部門」の24/3期連結業績 / 1
    表2 大手商社「金属部門」の人員 / 20
    表3 大手商社「金属部門」の主要な関係会社 / 21

    Spot
    ○金利上昇によるコスト増加があったが、最近10年では前年度に次ぐ高水準の利益を達成したメタルワン

    Voice
    ☆インドで都市ガス事業に出資を行った住友商事
    ☆ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK公式ダンスを公開した伊藤忠商事

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