商品部門特集③ 大手商社「金属部門」の現状と今後の重点施策(前)

原料炭事業における市況下落や生産数量の伸び悩みを主因に7社が減益に

    【三井物産】
    原料炭価格の下落はあったが、鉄鉱石の価格上昇もあり最終的に当期利益3351億円を計上した金属資源本部
    - ブラジル最大規模のリチウム鉱区を持つ米企業へ出資するなど、リチウム関連の取り組みを加速させる三井物
    - 自動車プレス部品メーカーGestampにおける減損損失を主因に減益となった三井物の鉄鋼製品本部
    【伊藤忠商事】
    石炭価格の下落に加え、北米鋼管事業の収益低下を主因に減益
    - 低炭素還元鉄サプライチェーンやグリーン水素バリューチェーンの構築に力を入れる伊藤忠
    【丸紅】
    Centinela銅鉱山の拡張プロジェクトに着手するなど、チリ銅事業の強化を進める
    - カナダのアルバータ州における二酸化炭素回収・貯留事業へ参画した丸紅
    【豊田通商】
    自動車生産関連の取り扱いが増加したが、リチウム市況の下落を主因に減益

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    ○米国建材事業の堅調に支えられたものの、鋼材需要の伸び悩みを主因に減益となった伊藤忠丸紅鉄鋼

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    ☆サステナブル方針を制定した三井物産アグリフーズ
    ☆飲食店開業支援プラットフォーム『オミセクラフト』の提供を開始した双日

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