地域特集④ 大手商社のASEANビジネス(後)

拡大が続く中間層需要やインフラ需要の取り込みに力を入れる各社

    【住友商事】
    地域のビジネスニーズに合わせ、アジア大洋州地域の営業組織を13ビジネスユニット体制に再編
    - マレーシアで昆虫由来の代替タンパク質製造企業との戦略ビジネスパートナーシップを締結した住商
    - ベトナムにおいてサステナブルシティの開発に向けた実証実験を推進する住商
    【伊藤忠商事】
    マーケットインによる消費リテール事業・バリューチェーンの拡大とSDGsに貢献するトレード・事業展開の強化に注力
    - ASEANの医師向けプラットフォームを活用してヘルスケア事業の強化を図る伊藤忠
    - 現地アパレル企業への追加出資を通じ、消費市場であるベトナムの消費市場としての成長を小売の切り口から取り込む伊藤忠
    【双日】
    注力領域の1つに位置づける東南アジアやインド等の成長マーケットで積極的な投資を継続
    - マレーシアのJohor CorporationやシンガポールのSembcorp Industriesと共に脱炭素の取り組みを推進する双日
    - ベトナムにおける4温度帯物流事業の拡張や牛肥育農場・食肉加工工場の着工が注目される双日
    【豊田通商】
    インドネシアの自動車認証試験場整備・保守事業やカンボジアの車両組立事業に参入

    「資料」
    表1 大手商社におけるASEAN各国の主要商品や人員など
    表2 大手商社におけるASEAN各国の主な事業会社

    Spot
    ○国内企業では先例が少ない『人的資本レポート』を発行した三井物産

    Voice
    ☆住友商事が開業・運営を支援する浪江町の「住箱カフェ浪江」が10月6日にオープン
    ☆空港グランドハンドリング協会の副会長に丸紅が出資するスイスポートジャパンCEOが就任

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