商品部門特集⑬ 大手商社「金融・建設部門」の現状と今後の重点施策(前)

住宅・物流施設・商業施設などの開発、REIT事業、AM事業、保険事業など

    【三菱商事】
    不動産運用会社の売却益を主因に、当期利益1233億円を計上した複合都市開発グループ
    - インドネシアのBSD Cityや米国オレゴン州の賃貸住宅にて複数の実証実験に着手した商事
    - 三菱HCキャピタルとの間でオートリース事業の統合再編を実施した商事
    【住友商事】
    不動産事業における大口案件の引き渡しに加え、建材・セメント事業が堅調に推移した建設不動産本部
    - 不動産ファンド事業で着実に資産を積み上げたほか、米国で住宅事業と物流施設事業を再編した住商
    - 高い資本効率と強い下方耐性を備えた安定的な建材・セメント事業を展開する住商
    【丸紅】
    Nowlake事業の好業績やAircastle事業の業績改善が大幅増益につながった金融・リース・不動産本部
    - インドでの住宅開発・分譲事業、セキュリティ・トークンを活用した国内不動産ファンドなどが注目される丸紅

    「資料」
    図1 三菱オートリースおよび三菱HCキャピタルオートリースの合併イメージ図
    図2 住友商事が参画する「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の断面構成
    図3 丸紅「不動産STOファンド(適格機関投資家等特例業務)のスキーム図」

    Spot
    ○役員・執行役員の状況② 45歳の執行役員を登用した住友商事の若手人材起用が注目される大手商社における役員・執行役員の年齢構成
    ○伊藤忠商事の事業会社が連携し、国内で医療機器の開発・販売に関する一貫支援サービスに着手

    Voice
    ☆サステナブルペットボトルのサプライチェーンを構築した三菱商事
    ☆水素細菌によるCO2とH2を原料とするものづくり技術の開発を開始した双日

Information