商品部門特集⑪ 大手商社「繊維・生活資材部門」の現状と今後の重点施策(前)

前期の一過性利益の反動やパッケージ分野の減損損失などで3社4組織が減益に

    【伊藤忠商事】
    新型コロナウイルスの影響軽減に伴い、アパレル関連事業の業績が改善した繊維カンパニー
    - ポリエステルのケミカルリサイクル技術のライセンスを目的とした合弁事業会社を立ち上げた伊藤忠
    - ITOCHU FIBREの堅調な推移があったものの、前期の一過性利益の反動により減益となった伊藤忠の生活資材・物流部門
    - 原産地を証明した天然ゴムを供給する『PROJECT TREE』の商用展開を加速させる伊藤忠
    【三菱商事】
    ローソン事業やアパレル事業の業績好調を主因に増益を達成したコンシューマー産業グループ
    - DX推進を通じ、医療機関や保険薬局、健保組合の業務効率化を支援する商事
    【丸紅】
    タイヤ・ゴム資材関連事業の増益があったものの、衣料品等の取引で貸倒費用および一過性損失を計上して減益となったライフスタイル本部
    - 国内洋紙製造・販売事業やベトナム段ボール原紙製造・販売事業の業績が悪化した丸紅のフォレストプロダクツ本部

    「資料」
    図 三菱食品のデータ×デジタルマーケティングプラットフォーム

    Spot
    ○三井物産グループのりらいあコミュニケーションズとKDDI子会社のKDDIエボルバが経営統合し、BPO事業の新会社を設立

    Voice
    ☆インバウンド向け衣料シェアリングの実証実験をJALと開始した住友商事
    ☆脱炭素化の共創事業を行うEarth hacksを設立した三井物産

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