商品部門特集⑦ 大手商社「機械部門」の現状と今後の重点施策(前)

円安の影響に加え、自動車・建機・航空機などの需要回復が業績を押し上げた各社

    【三菱商事】
    前期に千代田化工建設などで計上した一過性損失の反動により増益となった産業インフラグループ
    - ASEAN自動車事業や三菱自動車工業の増益により当期利益1275億円を記録した商事の自動車・モビリティグループ
    - 再エネ資産の積み増しや欧州におけるグリーン水素拡大を図る商事の電力ソリューショングループ
    【伊藤忠商事】
    自動車関連事業や北米建機関連事業の好調な推移、日立建機への出資等により当期利益1000億円台を達成した機械カンパニー
    - 船舶関連ビジネスや北米電力事業において新たな取り組みが目立った伊藤忠
    - 建機分野において東京センチュリーや日立建機との協業を深める伊藤忠
    【双日】
    国内ディーラー事業や海外ディストリビューター事業の拡大に加え、新たなサービス事業の構築を図る自動車本部
    - 航空業界の低炭素化や次世代モビリティの発展に向けた取り組みが目立つ双日の航空産業・交通プロジェクト本部
    - 一過性損失の計上はあったが、国内外の発電事業や資産入替等により増益を確保した双日のインフラ・ヘルスケア本部

    「資料」
    図1 双日「自動車販売台数の推移」
    図2 双日「ビジネスジェット事業の販売実績」
    図3 双日「クラウド型充電制御システムイメージ」

    Spot
    ○Celanese傘下の機能性食品素材事業の株式取得を決定した三井物産

    Voice
    ☆ジェンダーバイアスにとらわれない職業選択について考える体験型展示をITOCHU SDGs STUDIOにて開催
    ☆製造業の未来を体験できるショールームを開設したネクスティ エレクトロニクス

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