大手商社の経営計画・戦略の現状

資源市況正常化後も競争力の高い事業基盤により高い利益水準を見込む

    【三菱商事】
    資源以外でも“稼ぐ力”がつき、中経初年度に手応えを感じる
    【三井物産】
    新たな『中期経営計画2026』を通じ、3年間で1700億円の基礎収益力向上を目指す
    【伊藤忠商事】
    中計最終年度となる23年度は当期利益7800億円を計画し、3期連続の8000億円台も視野に入れる
    【住友商事】
    2期連続で過去最高益を更新し、自己株式を新たに200億円取得することを決定
    【丸紅】
    収益基盤の強化を継続的に推進し、企業価値の向上・株主還元の拡充を目指す
    【豊田通商】
    前中計の定量目標をすべて達成し、新中計で26/3期に当期利益3200億円を計画
    【双日】
    非資源事業の強化などで、当期利益 1000億円台の水準を確保できる収益構造を実現

    「資料」
    図1 三菱商事「中経2024におけるCF配分」
    図2 三菱商事「中経2024・成長戦略の進捗状況」
    図3 丸紅「グリーン事業の主な取り組み状況」
    図4 双日「強固な事業基盤の確立と変革」

    Spot
    ○好決算を背景に各社で営業CFが拡大した23/3期キャッシュ・フロー計算書

    Voice
    ☆円安傾向がやや落ち着きをみせると予測され、5社が130円とした24/3期為替見通しとセンシティビティ
    ☆森秋彩選手とスポンサー契約を締結し、協賛を通じてスポーツクライミングの魅力の発信に注力する住友商事

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