大手商社の海外電力ビジネス(後)

持続可能な低・脱炭素社会の実現に向けて再エネ比率の拡大を図る各社

    【丸紅】
    中期経営戦略『GC2024』で掲げる「グリーン戦略」に則ったビジネスに注力
    - サウジアラビアやインドネシアでのIPP事業を通じて脱炭素化に貢献する丸紅
    - 総合力を活かし、蓄電池・需給調整や新エネルギー、脱炭素ソリューションなどに取り組む丸紅
    【住友商事】
    2050年のカーボンニュートラルに向けて、環境負荷の低い発電ポートフォリオへのシフトを推進
    - ベルギーやフランス、英国、エジプトにおける大型風力案件が進捗した住商
    【伊藤忠商事】
    北米に新設した再エネ開発会社TEDを通じ、3年間で計5万MWの開発を計画
    - タイやフィリピンなどの東南アジアで分散型電源の拡大に取り組む伊藤忠
    【双日】
    海外電力事業にて「既存ビジネスの収益構造の変革」と「新たな領域での将来成長」を目指す
    - UAEにおけるLNG火力発電・淡水化事業やウズベキスタンSyrdarya2ガス発電事業に参画した双日
    - 豪州の太陽光発電事業や欧州の電力小売事業が注目される双日

    「資料」
    図1 海外における丸紅の主要な再エネ案件
    図2 住友商事が手掛ける海外洋上風力発電所一覧
    図3 住友商事が手掛ける海外陸上風力発電所一覧
    表1 伊藤忠商事の海外発電資産一覧
    表2 双日の海外発電資産一覧

    Spot
    ○資源価格の上昇で金属やエネルギー部門の利益伸長が際立った大手商社の22年度第3四半期決算「連結セグメント別四半期利益」

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    ☆22年度第2四半期決算に続き、第3四半期決算で3社が年間予想配当金を増配
    ☆サステナブルファッションEXPOに出展した豊田通商の繊維事業部と豊通ファッションエクスプレス

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