大手商社の2022 年における主な動き

ウクライナ戦争や新型コロナなど災禍が重なる中、大躍進を続ける大手商社

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    ◇各社が過去最高益ペースの業績を維持
    するほか、環境対応ビジネスが盛んだった~今年1 年の主な動き
    ◇商事と丸紅で新中経がスタートし、各社とも増配や自己株式取得で株主還元に積極的~経営一般
    ◇商事で機械部門出身の中西勝也新社長が誕生~役員人事
    ◇ 21 年度決算は全社が過去最高益を更新し、22 年度第2 四半期決算は6 社が最高益を記録~決算関連
    ◇商品市況の上昇により増益が続くほか、脱炭素化に資する投資が散見~金属部門
    ◇リサイクル関連のほか、蓄電池、農業資材などで多くの投資案件がみられ、環境対応が進捗した~化学品部門
    ◇陸上養殖サーモンの販売や植物性食の
    開発、DX 施策により食関連の課題解決型ビジネスが進展~食料部門
    ◇自動車関連事業の販売好調、船舶市況の改善、円安などが増益要因に~機械部門
    ◇原油・ガス価格の高騰が収益の追い風となり、新エネルギー関連案件の推進も旺盛~エネルギー部門
    ◇ 繊維資源の再利用やDX 施策により、業界の課題解決に取り組む~繊維・生活資材部門
    ◇国内REIT 事業を担う事業会社の売却や再編が散見された~金融・建設部門
    ◇ベンチャー投資などを積極的に行うほか、ヘルスケア関連も旺盛な出資がみられた~デジタル・ICT・その他部門
    ◇再エネや新エネ、CCS・CCUS 関連など、エネルギー分野における環境関連投資が加速~米州
    ◇ゼロコロナ政策や不動産バブルの崩壊に伴う経済失速が懸念され、新規投資案件が控えめだった中国市場~中国・南西アジア
    ◇伸長する中間層やインフラ需要の取り込みを継続する各社~ ASEAN
    ◇グリーン水素や風力・太陽光発電といった再エネ案件に相次いで参画~欧州
    Spot
    中西社長の就任2 年目でさらに体制の刷新が進められるのかが注目される三菱商事の23 年度役員人事予想
    新中経スタートに合わせ、新しい経営の布陣が注目される三井物産の役員人事予想
    Voice
    ☆アニメ『ONE PIECE』を起用した企業広告で、第71 回日経広告賞の大賞を受賞した丸紅
    ☆エリア最大級の緑地ガーデン竣工で、ついに「Otemachi One」が完成した三井物産

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