地域特集④
大手商社の中国ビジネス

コロナ禍からの回復により21年度は堅調だったものの、新規投資が少なかった各社

    ◇中国における繊維事業や化学品ディストリビューション、金融ビジネス、CITICとの協業などが好調に推移した伊藤忠商事
    ◇コーヒー大手企業やEVおよびEV部品の製造販売企業へ出資し、中国におけるプレゼンスを拡大した伊藤忠
    ◇山東省で新たに水事業投資会社を設立し、水インフラ事業のさらなるビジネス拡大に取り組む住友商事
    ◇トレードのさらなる拡充と投資案件創出、グリーン化推進等の中国政策も踏まえた社会課題に対応する丸紅
    ◇ローソン店舗数が5000店舗を突破するなど、中国において消費分野における内需を取り込む三菱商事
    ◇グローバル連携を深め、「消費者起点ビジネス」、「ウェルネス」、「環境」を注目事業領域として取り組みを進める三井物産
    ◇中国地域COOの役職を新設して人材を派遣するほか、植物肉の開発事業会社へ出資した双日
    ◇東アジア極側で次世代自動車組織や全社横断プロジェクトを組成し、活動強化を図っている豊田通商

    表1 大手商社の中国の人員・主力商品・最近の動きなど
    表2 大手商社の中国の主要な事業会社
    表3 大手商社・中国の拠点別駐在員数と現地社員数
    表4 大手商社の中国現地法人

    Spot
    ○ 小児弱視患者向け治療用アプリ事業へ参画し、商社初となる治療用アプリの共同開発を手掛ける住友商事

    Voice
    ☆ 新型コロナとインフルエンザの同時流行に備え、職域接種を開始した伊藤忠商事
    ☆ ESG投資を推進する新たなフレームワークを策定した丸紅アセットマネジメント
    ☆ 円安等を背景にした上方修正が期待される22年度第2四半期決算の発表予定日

Information