商品部門特集⑩
大手商社「エネルギー部門」の現状と今後の重点施策(後)

コロナ禍からの回復に伴う原油・ガス価格の高騰により全社が大幅増益を達成

    ◇市況上昇で大幅増益を達成したほか、CCS・CCUS関連の案件を多く開始した三井物産
    ◇カナダEKONA Powerへの出資参画など次世代エネルギー関連投資を行う三井物のエネルギーソリューション本部
    ◇油価上昇に伴う石油開発事業の採算改善やガス価高騰によるLNGトレード好調などで大幅増益を達成した伊藤忠商事
    ◇Neste社と協働で航空・陸上輸送でのSAF事業を展開するほか、海上輸送のバイオ燃料供給事業にも着手した伊藤忠
    ◇米国メキシコ湾石油・ガス開発事業における一過性損失があったものの、原油・ガス価格の上昇で増益を達成した丸紅
    ◇豪州褐炭由来の水素サプライチェーン構築やペルーにおけるメタネーション事業検討など新エネルギー案件を進めた丸紅
    ◇コロナ禍からの回復や供給不安を背景に高値を予想する22年度原油価格見通し

    「資料」
    表1 大手商社「エネルギー部門」の22/3期連結業績
    表2 大手商社の石油・ガス権益の持分生産量
    表3 大手商社「エネルギー部門」の人員
    表4 大手商社「エネルギー部門」の主要な関係会社

    Spot
    ○ 商品市況の上昇や為替要因などにより7社中6社が最高益を記録した大手商社の22年度第1四半期決算

    Voice
    ☆ 双日が自社の歩みを辿った歴史マンガを作成し、神戸市の図書館などに寄贈
    ☆ 南アフリカとカナダでNatural Climate Solutionsに着手した三菱商事

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