商品部門特集⑧
大手商社「機械部門」の現状と今後の重点施策(後)

コロナ禍からの回復を捉え、自動車分野や船舶分野が好調だった各社

    ◇千代田化工建設関連の一過性損失などにより減益を余儀なくされた三菱商事の産業インフラグループ
    ◇一過性損失の反動に加え、各種自動車関連事業の貢献により1000億円超の利益を稼いだ商事の自動車・モビリティグループ
    ◇巡航利益の拡大や海外発電資産の売却益により増益を達成した商事の電力ソリューショングループ
    ◇電力分野で積極的なポートフォリオ入替を推進する三井物産の機械・インフラセグメント
    ◇自動車関連事業の大幅増益や船舶関連ビジネスの復調が業績に寄与した三井物
    ◇東南アジアを中心に自動車部品の取り扱いが増加した豊田通商のグローバル部品・ロジスティクス本部
    ◇欧州や豪亜、中南米の販売台数回復により大幅増益を達成した豊通の自動車本部
    ◇ユーラスエナジーホールディングスの完全子会社化が注目される豊通の機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部
    ◇EPC案件における工事遅延等に伴う追加コスト等の一過性損失により大幅減益となった丸紅の電力本部
    ◇インドネシアで脱炭素事業の共同開発に参画したほか、豪州で鉄道運営事業の延伸PPP案件を受注した丸紅のインフラプロジェクト本部
    ◇船舶市況の上昇を受けて業績が大きく改善した丸紅の航空・船舶本部
    ◇好調な米国アフターマーケット向け部品販売事業で相次ぐ資産買収を実行した丸紅の建機・産機・モビリティ本部

    「資料」
    表1 大手商社「機械部門」の22/3期連結業績
    表2 大手商社「機械部門」の人員
    表3 大手商社「機械部門」の主要な関係会社

    Spot
    ○ 三菱商事を含む3社が太陽光発電の出力制御量低減に向けた共同事業の検討を開始

    Voice
    ☆ なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』に参加した住友商事
    ☆ LGBTを対象とした共済商品の提供を開始した中部電力ミライズコネクト

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