商品部門特集⑤
大手商社「食料部門」の活動状況と今後の重点施策(前)

水産・農産ビジネス、食品卸・流通事業の好調な推移などで6社中5社が増益に

    ◇米国穀物関連事業の改善および日本アクセスでの取扱数量の増加などで大幅な増益を達成した伊藤忠商事の食料カンパニー
    ◇陸上養殖サーモンの販売など、水産資源の持続可能な利用・調達に向けた取り組みを推進する伊藤忠
    ◇伊藤忠傘下の日本アクセスが量販店向けの取引好調などで食品卸業界トップに躍進
    ◇コロナ禍からの経済回復を取り込み、米国の肉牛処理加工・販売事業が大幅に伸長した丸紅
    ◇植物性タンパクの原料として将来性の高い雑豆類の取り扱いを強化する丸紅
    ◇輸入合板市況の上昇などで増益を達成した双日の生活産業・アグリビジネス本部
    ◇“儲かる農業”や再生エネルギーの地産地消を通じ、地域経済の自立や活性化に貢献する双日

    「資料」
    表 世界銀行によるコモディティ価格予測

    Spot
    ○ 大手商社の22/3期連結業績の経営指標

    Voice
    ☆ 昨年に比べて全社で出席株主数が拡大した大手商社の21年度定時株主総会
    ☆ Neste社製の石油代替航空燃料のEtihad航空社向け販売契約を締結した伊藤忠商事

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