商品部門特集④
大手商社「化学品部門」の現状と今後の重点施策(後)

石油化学市況の上昇や農業資材の好況などにより7社中6社が増益を達成

    ◇石化市況上昇を背景に増益を達成したのみならず、環境関連ビジネスを展開した伊藤忠商事の化学品部門
    ◇蓄電池ビジネスやバイオマス発電、風力発電などで新たな案件を発表した伊藤忠の電力・環境ソリューション部門
    ◇石油化学事業やLPG事業などが好調で増益を達成した三菱商事の石油・化学ソリューショングループ
    ◇バイオ原料を使用したエチレン誘導品の供給やSAFの社会実装に向けた事業化検討など環境対応案件に取り組む商事
    ◇堅調な化学品トレードで増益を達成したほか、専門組織で環境対応案件を進める住友商事の基礎化学品・エレクトロニクス本部
    ◇市況上昇に伴い、半導体を中心とする電子材料のトレードや二次電池向け材料製造事業が好調だった住商
    ◇農業関連ビジネスで機能別に組織を組み替えるとともに、新規ビジネス開発の体制を整えた住商のライフサイエンス本部
    ◇医薬品トレードビジネスやアニマルヘルスサイエンス分野で好調を維持した住商

    「資料」
    表1 大手商社「化学品部門」の22/3期連結業績
    表2 大手商社「化学品部門」の人員
    表3 大手商社「化学品部門」の主要な関係会社

    Spot
    ○ 働き方改革による企業価値向上の実現を果たし、次なる改革に挑む伊藤忠商事

    Voice
    ☆ ITOCHU SDGs STUDIOにおいて、海洋汚染問題をアートで表現した展示『“名画になった”海 展』が開催中
    ☆ 宮崎県、山口県、岡山県の3県で地方創生のための早生樹事業を開始した双日

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