商品部門特集②
大手商社「金属部門」の現状と今後の重点施策(後)

石炭・鉄鉱石・銅などの資源市況や鋼材価格の上昇によって全社が大幅増益

    ◇原料炭価格をはじめとする市況上昇を背景に当期利益4207億円を計上した三菱商事の金属資源グループ
    ◇各商品の市況変動や需給ギャップ等を捉え、金属資源トレーディング事業で過去最高益を更新した商事
    ◇東洋紡と連携し、新たな機能素材事業会社を設立する商事の総合素材グループ
    ◇循環型静脈事業やリチウム・電池関連事業で多くの動きがみられた豊田通商の金属本部
    ◇構造改革を経て、市況回復も追い風となって1000億円近い増益を達成した住友商事の金属事業部門
    ◇脱炭素化に向けた構造改革費用を計上しつつ、大幅増益を達成した双日の金属・資源・リサイクル本部
    ◇成長戦略としてサーキュラーエコノミー事業と社会ニーズ対応型事業に注力する双日

    「資料」
    表1 大手商社「金属部門」の22/3期連結業績
    図1 双日・石炭販売量の推移
    図2 双日・資産ポートフォリオ変化のイメージ
    表2 大手商社「金属部門」の人員
    表3 大手商社「金属部門」の主要な関係会社

    Spot
    ○ 各種施策の推進や鉄鋼市況の上昇を背景に、当期利益が4倍超に回復したメタルワン
    ○ 使用済み段ボールをクローズドリサイクルで再商品化し、丸の内エリアで提供する丸紅

    Voice
    ☆ 『ともに築こう、サステナブルな世界を 日本貿易会』を新たなキャッチフレーズに掲げ、新会長に就任した國分文也 丸紅会長
    ☆ TCMのアートサブスクリプションサービスを執務フロアに導入した住友商事

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