大手商社の「農業資材関連ビジネス」(農薬編)

バイオスティミュラントやアグリテックの導入など新たな動きに対応する各社

    ◇「Global Business Development」内に専任者を据えるとともに各事業会社に担当者を設置し、組織間連携を強める住友商事
    ◇幅広い地域でポートフォリオを多様化させ、様々なリスクに対する耐性を有する住商
    ◇パラグアイに支店を新設したほか、メキシコで新規バイオ殺菌剤の販売権を獲得した住商
    ◇農業資材直販事業において、地域の拡大と既存事業の機能強化の双方を目指す住商
    ◇アグリサイエンス事業部が農薬ビジネスを担い、多くの顧客・サプライヤーからグローバルな支持を得ている三井物産
    ◇剤の取り扱いを拡充してブラジル事業を強化するとともに、インド農薬製造販売会社へ参画した三井物
    ◇中国およびイタリアでの出資を通じ、野菜種子事業を強化した三井物
    ◇好調なインドの受託製造ビジネスにおいて製造棟を増設し、新規需要の取り込みを図る三菱商事
    ◇ZMクロッププロテクションを通じて、JA全農製品の海外展開を加速させる商事
    ◇中国、インド、韓国などで長年培った独自のバリューチェーンの活用により、商流の変化に対応した需要に応える双日
    ◇子会社である伊藤忠ケミカルフロンティアにおいてバイオスティミュラントの拡販に力を入れる伊藤忠商事

    「資料」
    表 大手商社・農薬ビジネスの組織体制と主要事業会社

    Spot
    ○ 事業環境改善による配当収入の大幅増がみられた21年度第3四半期「連結キャッシュ・フロー計算書」

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    ☆ 容量市場にデマンドレスポンスアグリゲーターとして参入する丸紅新電力
    ☆ 東京都の「一斉帰宅抑制推進モデル企業」に認定された双日

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