商品部門特集⑨大手商社
「エネルギー部門」の現状と今後の重点施策
コロナ禍に伴う油価低迷の影響を受け、5社中4社が減益を余儀なくされる
◇原油ガス価格の下落やLNGプロジェクトからの受取配当金の減少などが影響した三井物産
◇新たに「水素バリューチェーン推進協議会」を立ち上げた三井物のエネルギーソリューション本部
◇油価下落に伴いLNG関連事業における受取配当金や持分利益などが減少した三菱商事
◇キャメロンLNGの第3系列が商業生産を開始した商事
◇油価下落の影響を受けたものの、前期に計上した巨額の一過性損失の反動により黒字転換を果たした丸紅
◇油価下落による石油開発事業の採算悪化やエネルギー長期契約に係る一過性損失で減益を強いられた伊藤忠商事
◇Neste社と協働で日本初となる航空・陸上輸送でのリニューアブル燃料の供給を実現した伊藤忠
◇マダガスカルニッケル事業の減損損失やシェールガス事業の売却損などにより大幅減益を強いられた住友商事
◇石炭事業などでコロナ禍に苦しめられた一方で、鉄鉱石価格上昇の恩恵を受けた住商
◇長年にわたって取り組んできた米国シェールガス事業からの完全撤退を完了した住商
◇エネルギーイノベーション・イニシアチブを新設し、カーボンニュートラル社会の実現に資する次世代事業の創出を図る住商
◇コロナ禍からの回復に伴い、油価の上昇を予想する21年度原油価格見通し