商品部門特集④
大手商社「化学品部門」の現状と今後の重点施策(後)
市況下落に苦しんだものの、前期の一過性損失の反動等で7社中5社が増益
◇各事業会社の健闘に加え、一過性の利益が寄与し最高益を更新した伊藤忠商事の化学品部門
◇電力ビジネスのさらなる強化を図るべく新設された伊藤忠の電力・環境ソリューション部門
◇石油化学分野では市況下落に苦戦したが、無機・機能化学品等で堅調だった住友商事の基礎化学品・エレクトロニクス本部
◇旺盛な需要によりEMS事業や半導体材料のトレードで好調を維持した住商
◇拠点の新設や剤の拡充など農業分野でのグローバルな事業体制を充実させる住商のライフサイエンス本部
◇医薬品、化粧品、アニマルヘルスサイエンスなど多彩な分野で業績を伸ばした住商
◇シンガポールの原油・石油製品トレーディング会社における損失が響き、大幅減益となった三菱商事の石油・化学グループ
◇タイヤEコマース事業の運営会社設立やタイにおける循環型PET製造事業への参画が注目される商事
◇エレクトロニクス事業の利益率が低下したものの、前期の一過性損失の反動により増益となった豊田通商の化学品・エレクトロニクス本部
◇シンガポールにコネクティッドサービス分野のテック企業を新設した豊通