決算特集②
大手商社の20/3期決算「連結財政状態計算書」分析
金融資産の減少や円高があったものの、新会計基準の適用を主因に総資産が4社で増加
◇営業債権・その他債権の減少を主因として、5社でマイナスとなった流動資産
◇IFRS第16号「リース」適用により4社で増加した一方、幅広い事業で減損損失の重なった丸紅が大きく減少した非流動資産
◇主に営業債務・その他債務の減少により4社で減少がみられた流動負債
◇リース負債を計上した関係により6社が増加した非流動負債
◇FVTOCIの金融資産の減少や円高による為替影響などを要因に6社が減少した資本合計
◇資源価格の下落を受けて、エネルギーや金属などで減少が目立ったセグメント別総資産
表1 大手商社の20/3期の財務状況
表2 20/3期「連結財政状態計算書」
表3 20/3期 連結財政状態計算書「流動資産」
表4 20/3期 連結財政状態計算書「非流動資産」
表5 20/3期 連結財政状態計算書「流動負債」
表6 20/3期 連結財政状態計算書「非流動負債」
表7 20/3期 連結財政状態計算書「資本」
表8 20/3期 連結財政状態計算書「セグメント別総資産」
表9 20/3期 連結財政状態計算書「セグメント別総資産・その他内訳」
○ 着実なキャッシュ創出と投資の厳選により全社でフリーCFが黒字となった20/3期連結キャッシュ・フロー計算書
○ Enecoへの大口投資などを理由とした三菱商事の1兆円超えが目立つものの、全体では2兆円台にとどまった19年度の投融資実績
○ 新型コロナウイルス感染拡大の対応策として大手商社が取り組む各種ビジネス
☆ 新型コロナウイルスの影響で開示を控える商社も散見された21/3期為替見通しとセンシティビティ
☆ 東京大学グローバルリーダー育成プログラムを支援する住友商事