大手商社9社の96年3月期決算の「売上高」分析
貴金属の減少や機械の輸出不振などにより平均で6期連続の減収に
◇ 燃料・化学品や物資・建設他,食料などが増収となった伊藤忠と三井物産
◇ 好調商品が多く3位に浮上した丸紅・順位は下げたが堅調な住友商事
◇ 金属をはじめ不調商品が4?5品目と多い三菱商事と日商岩井
◇ 機械の不振が顕著なトーメンと貴金属の減少で大幅減収のニチメン・兼松
◇ 97/3期業績見通しは貴金属ディーリングの計上廃止で各社とも大幅減収に
表1 円高による売上高の減少額
表2 96/3期決算の好調・不調商品
表3 96/3期決算の貴金属ディーリングの取扱高
表4 97/3期業績見通し
表5 大手商社9社の96年3月期業績と過去3力年の推移
表6 大手商社9社の96年3月期形態別売上高と過去3力年の推移
表7 大手商社9社の96年3月期商品別売上高と過去3力年の推移
○ 東京三菱の合併で借入金大幅返済の商事と調整の住商・日商・ニチメン
○ 大手商社の組織改革④ 分社化や独立で効率的で生産性の高い組織を
☆ 7月に「開発建設住宅本部」を新設する方針の三井物産
☆ 総経費率が70%以下はわずか4営業部門しかないという伊藤忠商事
☆ キャンペーンのノルマを果たした社員へ苦情が絶えないPHSの値崩れ