大手商社の2004年の主な動き
上位商社は過去最高益を更新し、双日HDが抜本的な追加リストラを断行
◇問題企業の抜本的処理と、物産のDPFデータねつ造事件など企業の不祥事続発
◇新中期経営計画は商事の4カ年計画、物産の2カ年計画がそれぞれスタート
◇三菱商事は小島社長、伊藤忠は55歳の小林社長が予想通りに誕生
◇三菱自動車や国際石油開発に転出した商事と住商の副社長
◇自動車や電力などの好調で全社の収益を牽引~機械部門
◇ITソリューション、コンテンツ、半導体関連で積極的な展開が活発~情報産業部門
◇資源の確保と中国市場への対応に積極的な金属部門
◇油価高騰で、引き続き井戸元偏重が続く~燃料部門
◇国際市況の好転で、住商のHarts社のような大型投資が散見~化学品部門
◇卸売業やリテール分野などで商社主導の業界再編が進む~食料部門
◇物産が衣料品だけでなく生活雑貨全般を扱うライフスタイル事業本部を発足~繊維部門
◇中国市場の需要拡大をにらみ現地の製造販売拠点を拡充する物資部門
◇資産の圧縮で、不動産投資信託やREITなどフィービジネスへ注力~建設部門
◇ファンドの組成や有望ベンチャー投資、REIT、カード事業など~金融部門
◇市場開放をにらみ中国全土をカバーする物流網構築に積極的な物流部門
◇介護ビジネス、病院向けソリューション、予防医療サービスなど~ヘルスケア関連
◇ナノテクで応用技術の開発が進み、燃料電池事業も活発~新技術分野・新規分野
◇市場開放をにらんだ中国での物流ネットワーク構築とASEANでの広域展開